メンズファッションの差し色(アクセントカラーコーデ)といえば全身黒コーデに差し色として小物を使ったコーデが定番として思い浮かびます。そのようにオールブラックに1色加えたコーデはシンプルながらにオシャレでおすすめ。
しかし、最新の着こなしトレンドではより幅広いバリエーションにおいて差し色理論が使われています。そしてそれは春夏秋冬全コーデジャンルに応用ができる基礎テクニック。
今回は6つの最新の厳選コーデとともにコーデにおける差し色の考え方、取り入れ方について重要ポイントをじっくりと徹底解説していきます!
オールブラックコーデ×黄色バッグ
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まず最初は定番かつ基本となる全身黒コーデに小物でアクセントカラーを使ったパターン。シンプルながらに大人らしい落ち着いた雰囲気があるのがメンズの黒コーデの魅力です。
こちらではイエローが使われていますが全身黒コーデのポイントとして差し色は明るく彩度の高い色を選ぶということで、コントラストを活かしたモードなコーデができますので、是非意識したいポイント。
黒コーデ×緑キャップ×緑ショルダーバッグ
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続いてもオールブラックがベースのスタイルですが、キャップ、バッグ、スカーフなどの小物のアクセントカラーを緑に統一して取り入れたドレスカジュアルコーデ。
このように小物を差し色として使う場合には、コーデ全体における色面積が小さいため、同色のアイテムを組み合わせて使うというのは、ワンランク上の2色差し色コーデになります。
黒コーデベースに黄色Tシャツ
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続いては全身黒ベースにインナーの黄色Tシャツをアクセントカラーとして使った夏コーデの例。このようにトップスに差し色を持ってくる場合には小物と違って面積が大きくなってしまうという問題が発生しやすい特徴があります。
そこで、重要なのがタックインをして使うことです。これにより、面積が抑えられカラーバランスが取れる上、着こなしに上品さも出るため、インナーにアクセントを使う際には意識したいポイント。
モノトーンコーデ×インナー青シャツ
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4つ目もトップスインナーに差し色のブルーを使った春秋コーデですが、先ほどのタックインして面積を抑える方法ではなく、重ね着を上手く活用した例。
3枚レイヤードの2枚目にブルーシャツを挟み、フロントを開けた上で、黒カーディガンを重ねて差し色面積を抑えていますね。程よくアクセントカラーを覗かせることができるおすすめの着こなし方です。
ベージュ系ワントーンコーデ×黄色アイテム
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ナチュラルで優しい雰囲気から感度の高いメンズの間で人気なベージュ・ブラウン系ワントーン冬コーデ。ドレスシューズなどの黒の小物系アイテムで引き締めるのがポイントですが、普段の同系色コーデに黄色アイテムを差し込んでみてはいかがでしょうか。
黄色はベージュとは色相的に同系色にあたります。このように淡い色味のワントーンコーデをベースにより濃い同系色を差し色として使うことで、同系色コーデをさらに格上げすることができます。
オレンジキャップ×ブルーシャツ
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最後はこちらの3色使い上級コーデを例に解説をします。補色同士の相性の良さを考慮したお手本のような組み合わせ方が特徴的。
まず全体として薄いブルーシャツとベージュパンツの面積が大きいですが、このように淡い色を使う際には特に面積を気にする必要は無く、強いて言えば足元のスニーカー等で黒系を使うといい感じに引き締まります。
差し色のオレンジキャップは唯一の濃い色ですが、オレンジがブルーの補色であり相性が良いこと、小物であるため濃い色でも面積的にも浮きにくいことから上手くコーデに馴染んでいます。このような基本を考えることで、アイテムごとの適切な色の選び方が分かるようになり、オシャレ度アップにつながります!
最新の差し色メンズコーデのバリエーション・ポイントまとめ
- 全身黒コーデには明るく彩度の高い差し色を使う
- 同色のアクセント小物アイテムを組み合わせて使う
- インナーに差し色を使う場合はタックインや重ね着で面積を抑える
- 淡い色味のワントーンコーデをベースにより濃い同系色を差し色として使う
- 淡色アイテムをベースに、ベースカラーの補色アクセントとなる小物を合わせる
メンズファッションにおいてアクセントカラーを取れる際に重要なポイントや最新のバリエーションについて解説しましたが、最後にポイントをまとめました。これらはコーデジャンルを問わず活かすことができるテクニックになりますのでぜひ日頃のスタイルに取り入れてみてください!